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男性のウエディングプランナーは活躍できるのか?

公開日 2019/01/13
男性のウエディングプランナー

ブライダル業界の人気職種であるウエディングプランナー。テレビの取材対応やドラマではいつも女性が活躍している姿ばかりがアピールされているので女性だけの職場だと思われがちですが、実は以前から男性も多く活躍しています。こういった情報を知らないと、転職エージェントや転職サイトでブライダルの求人を紹介されても、なんとなく抵抗があったり職場環境に不安を感じてしまうこともあるのではないでしょうか?そこで、今回の記事では男性のウエディングプランナーについてまとめました。ブライダル業界への転職を検討している男性に参考になればと思います。

ブライダル業界各社の男女比

テイクアンドギヴニーズ 男女比=4:6
テイクアンドギヴニーズ 男女比=4:6
エスクリ 男女比=6:4
IKK 男女比=3:7
Plan Do See 男女比=1:1
ブライダルプロデュース 男女比=1:1

上表は主要なブライダル企業の男女比です(会社のリクルートページまたは転職サイトの情報をもとに作成しています)。ただし、上記の比率は本社の管理系のスタッフなども含めた会社全体の比率になるので、結婚式場で働くスタッフの男女比にするともう少しずつ女性の割合が高くなると思います。

思っているより男性が多いと思いませんか?確かに、全体の比率でみると男性が少ない職業であることには間違いないのですが、世間一般の「完全に女性ばかりの職場」というイメージと比べると、意外と男性比率が高いのが実際のところです。もちろん、会社の方針や部署、職種によってもこの比率は異なるので、職種別にもう少し詳しく見ていきましょう。

職種別の男性スタッフの比率と適性

新規プランナー

多い結婚式場スタッフの中では一番男性比率が高いと思います。新規プランナーの仕事は営業側面がとても強いので、他の職種と比べると異業種からの転職者も多く、かつ営業力があれば男性も活躍しやすいというのが理由です。

打合せプランナー

新規プランナーと比べると割合は少ないと思います。あまり明確なエビデンスではないですが、打合せプランナーは1組のお客様と長く付き合うことになるので、打合せの途中で新婦の悩みに寄り添いつつもしっかり営業する(単価を上げる)というのは、やはり同性の方がやりやすいからかなと思います。

ドレススタイリスト

新婦への着付けや提案ができないので、男性はいません。

フローリスト

かなり数は少ないですが、男性もいることはいます。

サービス

男性の方が比率は高いと思います。結婚式当日のサービススタッフは外注またはアルバイトとしている会場がほとんどなので、社員として働く人に限定して考えると、サービスマンとして働く方は男性の方が多いと思います。

マネジメント・支配人

ブライダル企業の女性管理職比率は約20%程度の会社が多いので、マネージャや支配人などの管理職の80%くらいは男性、となりますね。

男性がウエディングプランナーとして活躍するのに必要なこと

営業力

「営業力」はウエディングプランナーに最も求められる能力です。これは新規プランナーでも打合せプランナーでも変わりません。ウエディングプランナーには担当した「お客様を幸せにすること」と同じくらい「会社の業績に貢献する」というのも求められます。

営業力は男性だからある能力というわけではないですが、もしウエディングプランナーとして活躍したいと思うのであれば営業力は必須だと言えます。過去に異業界で営業マンとして活躍した経験のある人にとってはスキルをダイレクトに発揮しやすいですし、BtoC営業だけでなく、BtoB営業経験者が活躍している事例もありますので、転職活動時は積極的にアピールしていきましょう。

マネジメント力

今後は傾向が変わっていくかもしれませんが、現状のブライダル業界も他の業界と同じように、管理職の割合は男性の方が多い会社がほとんどなので、男性は結婚式場の管理職として活躍できる可能性があります。管理職にはマネジメント力が必須で求められますが、プレーヤーとしての能力はそこまで求められません(もちろん、会社の方針にもよります)。

中途入社から管理職になるには、マネージャや支配人のポジションではじめから募集されていてそこで採用された場合と、ウエディングプランナーとして入社してそこからキャリアアップする場合があります。いずれにしろ、もともとマネジメントを経験されてきた方にとっては、これまで積み上げてきたスキルを発揮できるポイントと言えるでしょう。

体力と仕事を選り好みしないこと

ウエディングプランナーの仕事はハードです。特に土日は朝のお出迎えからおひらき後のお見送りまで勤務時間も長く、その間ずっと高いレベルで業務精度を維持するためにはそれなりに体力も必要です。また、結婚式に使うアイテムや会場装飾、機材の搬入など、意外と力仕事も多く、そういった場合に男性は非常に重宝されます。このように長時間勤務が続く時期や力仕事の多いときは、男性のメリットが大きいシーンだと言えるでしょう。

男性しかできないような仕事があったときに、「これは自分の仕事じゃないから」といって参加しないのは非常によろしくなく、積極的にチームに貢献するという姿勢がとても重要です。本来の自分の業務ではないかもしれませんが、生物学的なレベルでどうしても頼りにされるシーンは日々起こりますので、そういった仕事に対しても取り組めるマインドを持つようにしましょう。

まとめ

営業力やマネジメント力、体力や仕事への姿勢といった要素は、男性にしかない能力ではありませんが、ブライダル業界で活躍したいと考えている方にとっては強みを発揮できる部分です。あと、どうしても女性は結婚や出産などのライフイベントでブライダル業界の現場を一時的に離れることがありますので、そういったケースでも男性が重宝される傾向があります。ブライダル業界は抱いているイメージほど女性だけの職場ではないので、性別にかかわらず活躍されることを応援しています。

Wedding Me Career

Wedding Me Career編集部
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