更新日 2021年02月07日

【プレスリリース考察】ハナユメが提供エリアを拡大!

ブライダル業界で出たプレスリリースについて、概要と考察をまとめてみよう、という趣旨の記事です。今回は、2/1に出た「結婚式場情報サイト「Hanayume(ハナユメ)」の提供エリアを拡大!
宮城・福島で新たにサービスを開始」のリリースについて、内容の紹介と考察をまとめました。

プレスリリースの概要

発信者 株式会社エイチーム
配信日時 2021年2月1日 15時00分
URL https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001812.000001348.html
タイトル 結婚式場情報サイト「Hanayume(ハナユメ)」の提供エリアを拡大!
宮城・福島で新たにサービスを開始

株式会社エイチームのグループ会社である株式会社エイチームブライズは、当社が運営する結婚式場情報サイト「Hanayume(ハナユメ)」の提供エリアを拡大し、2021年2月1日(月)より「宮城・福島(以下、新エリア)」の2県でのサービスを開始いたします。

■新エリアでの「Hanayume(ハナユメ)」提供サービス
「Hanayume(ハナユメ)」はこれまで、お客様に「理想の結婚式のきっかけ」を提供できるよう業界とともにサービス提供価値の向上に努めてまいりました。
2008年に「すぐ婚navi」としてサービス提供を開始し、2016年8月のリニューアルを経て、現在はオンライン・オフラインを問わず、お客様へ様々な価値を提供しております。
当社が培ってきたノウハウを活かし、ミッションである『一組でも多くのカップルに、“理想の結婚式”のきっかけを』をよりたくさんのお客様に向けて実現するべく、新エリアでのサービス提供を開始いたしました。
今回拡大する新エリアでは、『WEBサイト・アプリでの式場検索サービス』『ハナユメオンライン相談』を提供いたします。

結婚式場情報サイト「Hanayume(ハナユメ)」
https://hana-yume.net/

※新エリアの掲載式場は、エリアを指定して検索することでご確認いただけます。

なお、既存のエリアでは、引き続き下記のサービスをお客様に提供いたします。
・ハナユメウエディングデスクでの対面接客
・LINEやチャットを利用した非対面接客
・WEBサイト・アプリでの式場検索サービス
・HIMARI
・ハナユメフォト
・結婚式関連サービスの紹介
・ブライダルフェスタ(ブラフェス) など

■プロに相談できる「Hanayume(ハナユメ)」のオンライン接客

ハナユメは2020年3月8日(日)より、店舗にて行っていた接客をオンライン上で受けられる「ハナユメオンライン相談」を開始しました。結婚式場探しはもちろん、挙式費用、前撮り、指輪、二次会に至る様々なご相談を実店舗の「ハナユメウエディングデスク」同様にお受けいたします。
※ハナユメオンライン相談:https://hana-yume.net/landing/online/

■ハナユメはこれからも、業界とともにサービスの提供価値向上に努めてまいります
2021年1月7日(木)に発出された緊急事態宣言により、結婚式をご予定されていた新郎新婦の皆様はこれまで以上に、慎重に結婚式の準備を進められている状況かと存じます。そのような状況でも、皆様が安心して結婚式準備を進められるよう、ハナユメでは新型コロナウイルス感染症の対策を踏まえた結婚式にまつわるお役立ち情報を提供しています。
今回の新エリアでのサービス開始により、「一組でも多くのカップルに“理想の結婚式”のきっかけを」お届けできると考えています。今後も市場の活性化を図り、ブライダル業界のさらなる発展に寄与することで、サービスの提供価値向上に努めてまいります。

—ここまでリリースから抜粋—

会社概要については、詳しくはリリースをご覧ください。

 

ハナユメが提供エリアを拡大!のリリースについて考察

と、上記のようなキャンペーンを実施します、というリリースですね。では、このリリースからどんなことが考えられるのか、まとめてみます。

エリア拡大の概要と目的

掲載エリアで宮城と福島の2県を新たに追加したという内容です。この記事執筆時点での有料掲載会場数はそれぞれ、宮城:8会場、福島:8会場なので、そこまで網羅的に掲載というわけではないですが、先日の中国・四国地方の掲載開始などハナユメも徐々に掲載エリアを増やしてきています(ちなみに、会場情報は載っていますが写真などが掲載されていないのはSEO用だと思います)。

このエリア拡大の背景には、

  • オンライン案内の浸透(該当エリアにカウンター設置しなくてもよい)
  • ハナユメ自体のウェブ集客力が強くなってきた
  • 他エリアで掲載済みの大手企業の該当エリアの店舗掲載はそこまで営業コストかからない

この辺りが関係してそうだなと思います。

ブライダルメディアのこれからの事業戦略

式場紹介メディア(カウンター含む)のビジネスモデルは

  • 売上=掲載会場数×掲載金額

なので、事業を拡大しようとするなら掲載会場数を増やすか1会場当たりの掲載金額を上げるかのいずれか、またはその両方が必要になります。

掲載金額を上げてもらうにはその分送客をしないと式場側の費用対効果が悪化します。その一方、掲載会場数を増やすと顧客の来館先が分散する分1会場当たりの総客数は減ります。なのでこのバランスを取りながらメディアパワーを増やし、掲載会場数を増やすか掲載金額を上げるプランやメニューをつくっていくことが必要になります。

ブライダルの大手既存メディアで考えると、ゼクシィは掲載会場数を増やす戦略はほぼ取れないので掲載金額を上げるために様々なプランを作っていますね。みんウェとウエパは式場掲載は多いですが有料率は高くないのでそこを上げる戦略も取れます。ただ実際はメディアとしてというよりもメディア運営で培ってきたリソースを活かして別のところでマネタイズしようとしているように見えます。そして今回のハナユメは唯一と言っていいくらいまだ会場数を増やす余地が残っているので、そこに踏み込んでいるのだと思います。

このように媒体各社の現状によって取りうる戦略の方向性が違うのが分かってくると、なぜこういった取り組みをしているのかが見えてきて面白いんじゃないかなと思います。

 

ハナユメが提供エリアを拡大!のリリースについてまとめ

ウィルゲートのサービスを使うというリリースも先日出ていましたが、SEOにかなり力を入れているなぁという印象です。おそらく新規エリア拡大でのウェブ施策のテンプレートなどもあるんじゃないかなと思います。こういったエリア拡大が掲載式場にとってどれくらいの貢献になるのかは2021年度の集客においてけっこう重要になる気がします。

この記事を書いた人

市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル3.0を実現する」をミッションに掲げ、ブライダル事業者向けマーケ支援、ブライダル特化の人材紹介、Leju(フリープランナープラットフォーム)を運営しています。マーケティング、事業企画が得意。

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