更新日 2021年09月02日

結婚式のペーパーアイテム・印刷物の市場規模はどれくらいか?

0056_結婚式のペーパーアイテムの市場規模

アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

今回の記事では、招待状やゲストテーブルで最初に目にする席札、メニュー表など、ブライダル業界における「ペーパーアイテム」の市場規模を算出します。のアイテムです。

 

結婚式のペーパーアイテムの位置づけ

56_ブライダル業界におけるペーパーアイテムの位置づけ

結婚式のペーパーアイテムのメインとなる商品は、招待状と席札、席次表の3つに分かれます。今回の記事ではそれぞれの市場規模を算出し、合算したものを「ペーパーアイテム」の市場規模としています。

また、市場の位置づけでは、ブライダル関連市場>挙式披露宴・披露パーティ市場の中の一部、と言えます。

 

結婚式のペーパーアイテムの市場規模

56_ペーパーアイテムの市場規模_2

招待状の市場規模

招待状の市場規模=婚礼実施組数×購入率×招待状の平均単価

  • 婚礼実施組数:30.1万組
  • 購入率:90.4%
  • 平均費用:1.9万円

これらをもとに、51億円と試算できます。

席札の市場規模

席札の市場規模=婚礼実施組数×購入率×席札の平均単価

  • 婚礼実施組数:30.1万組
  • 購入率:94.6%
  • 平均費用:1.6万円

これらをもとに、44億円と試算できます。

席次表の市場規模

席次表の市場規模=婚礼実施組数×購入率×席次表の平均単価

  • 婚礼実施組数:30.1万組
  • 購入率:80.5%
  • 平均費用:2.8万円

これらをもとに、67億円と試算できます。

 

全てを合計すると、ペーパーアイテムの市場規模は「162億円」と試算できます。

 

ペーパーアイテムの市場規模についてまとめ

他の結婚式のアイテムと比較すると単価が安く市場規模も小さいですが、他アイテムと比べて参入障壁が低く設備投資も少なくて済むため、異業種や個人での参入・事業化は意外としやすいかもしれません。

また最近では個人で制作する方も増えてきているので副業レベルの収入を目的とするのであれば、規模としては十分でしょうし集客チャネルも豊富なので実行に移していきやすいと思います。minneやCreemaなどですね。

これから新たに始める場合、一番のネックとなるのは集客となるので、特に今であればインスタグラムアカウントの運用は必須だと思います。いい商品作ってどんどんアピールしていきましょう!

また、別記事でペーパーアイテム以外の市場についても分析した記事を参考で載せておきますので、興味あればご覧ください。

ブライダル業界の市場規模はどれくらい?関連市場も含めた算出結果まとめ

※この記事の情報ソース

この記事を書いた人

市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル3.0を実現する」をミッションに掲げ、ブライダル事業者向けマーケ支援、ブライダル特化の人材紹介、Leju(フリープランナープラットフォーム)を運営しています。マーケティング、事業企画が得意。

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