更新日 2021年09月01日

ウェディングドレス・結婚式の新婦衣装の市場規模はいくらなのか?

0053_ウエディングドレス・衣装の市場規模

アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

今回の記事では、ブライダル業界における「ウェディングドレス・結婚式の新婦衣装」の市場規模を算出します。

結婚式において最も重要なアイテムの1つと言ってもいいウェディングドレス。スタイルは多様化してもそのニーズは底堅いように見えますが、どうでしょうか。

 

結婚式のウェディングドレス・新婦衣装の位置づけ

53_ブライダル業界におけるドレス・衣装の位置づけ

結婚式での新婦衣装はウェディングドレスやカラードレスの洋装、白無垢、色打掛などの和装があります。ほとんどの新婦がどちらかまたは両方の衣装を着ており、お色直しをする場合は2着または3着以上を一回の結婚式で着ることもあります。

ドレスブランドを自社で内製している会社もあれば、独立したドレスブランドと提携している会社もあり、一概に新婦衣装の売上が会場収益となる、と言い切れる場合だけではないですが、いずれにせよ集客面でも組単価の面でも重要度の高いアイテムだと言えます。

市場の位置づけでは、ブライダル関連市場>挙式披露宴・披露パーティ市場の中の一部で、挙式+披露宴に限らずどのスタイルでも着られるので横断的にかかる市場と言えます。

 

ウェディングドレス・結婚式の新婦衣装の市場規模

53_ウエディングドレス・の市場規模

ウェディングドレス・結婚式の新婦衣装の市場規模は以下の数式で算出できます。

ウェディングドレス・結婚式の新婦衣装の市場規模=婚礼実施組数(スタイル問わず)×新婦衣装の着用率×新婦衣装にかかる費用単価

  • 婚礼実施組数(スタイル問わず):46.6万組
  • 新婦衣装の着用率:100%
  • 新婦衣装にかかる費用単価:47.5万円

これらをもとに、2,213億円と試算できます。

 

その他、ウェディングドレス・衣装関連のデータなど

新婦の衣裳総額の推移

53_新婦の衣裳総額の推移

年々上がっていますね。

新婦の挙式、披露宴・ウエディングパーティでの衣裳総数の推移

53_新婦の挙式、披露宴・ウエディングパーティでの衣裳総数の推移

微妙に複数衣裳着用割合が増えてますね。

 

ウェディングドレス・衣装の市場規模まとめ

以上、ウェディングドレス・新婦衣装の市場規模をまとめました。現状で「規模が大きく魅力的な市場」というわけではなく今後の成長が見込まれるわけではないですが、結婚式場のハードの要素と比較してマーケットトレンドの変化に強く堅調に推移していくことが予測されるため、目指す事業規模によっては可能性がある市場かもしれませんね。

また、別記事でウエディングドレス以外の市場についても分析した記事を参考で載せておきますので、興味あればご覧ください。

ブライダル業界の市場規模はどれくらい?関連市場も含めた算出結果まとめ

※この記事の情報ソース

この記事を書いた人

市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル3.0を実現する」をミッションに掲げ、ブライダル事業者向けマーケ支援、ブライダル特化の人材紹介、Leju(フリープランナープラットフォーム)を運営しています。マーケティング、事業企画が得意。

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