更新日 2021年09月01日

結婚式の装花・フラワーアイテムの市場規模はいくらなのか?

0054_結婚式の装花の市場規模

アナロジーの市川(@analogy_ichitk)です。

結婚式場、特に披露宴会場を彩る会場装花に、ブーケなどのフラワーアイテムは、結婚式に欠かせない商品の1つ。今回の記事では、ブライダル業界における「結婚式の装花・フラワーアイテム」の市場規模を算出します。

 

結婚式の装花・フラワーアイテムの位置づけ

55_ブライダル業界における装花・フラワーアイテムの位置づけ

結婚式の装花は、大きく分けると会場装花とブーケやケーキフラワー、キャンドル装花などのフラワーアイテムの2つに分かれます。今回の記事ではそれぞれの市場規模を算出し、合算したものを「装花・フラワーアイテム市場」の市場規模としています。

また、市場の位置づけでは、ブライダル関連市場>挙式披露宴・披露パーティ市場の中の一部で、挙式+披露宴に限らず幅広いスタイルで用いられるので横断的にかかる市場と言えます。

 

結婚式の装花・フラワーアイテムの市場規模

55_装花・フラワーアイテムの市場規模

会場装花の市場規模

会場装花の市場規模=婚礼実施組数(スタイル問わず)×購入率×装花の平均単価

  • 婚礼実施組数:30.1万組
  • 新婦衣装の着用率:94%
  • 新婦衣装にかかる費用単価:19.7万円

これらをもとに、557億円と試算できます。

フラワーアイテムの市場規模

フラワーアイテムの市場規模=婚礼実施組数(スタイル問わず)×購入率×装花の平均単価

  • 婚礼実施組数(スタイル問わず):46.6万組
  • 新婦衣装の着用率:96.3%
  • 新婦衣装にかかる費用単価:5.0万円

これらをもとに、224億円と試算できます。

装花・フラワーアイテム市場合計で781億円と試算されます。

 

装花・フラワーアイテムの市場規模まとめ

試算してみて思っていたよりも規模的には大きいなと感じましたが、ほとんどの卒花が提携業者のフラワーショップで特に困らなかったと回答していることから、今から新規参入はハードルは高いかもしれません。

また、別記事で装花・フラワーアイテム以外の市場についても分析した記事を参考で載せておきますので、興味あればご覧ください。

ブライダル業界の市場規模はどれくらい?関連市場も含めた算出結果まとめ

※この記事の情報ソース

この記事を書いた人

市川 貴之

株式会社アナロジー代表。「ブライダル3.0を実現する」をミッションに掲げ、ブライダル事業者向けマーケ支援、ブライダル特化の人材紹介、Leju(フリープランナープラットフォーム)を運営しています。マーケティング、事業企画が得意。

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